事例紹介

独立までの流れ

独立支援は誰にでも認められるものではありません。既存店での営業実績、統率力、そして全メンバーからの承認が必要です。これは決して高い基準ではなく、ドリームエリアで勤務し独立を決心した人であれば自然とクリアしているはずです。

独立の気持ちを持ちながら入社し、飲食業界の厳しさを再認識して独立を諦めるスタッフも多くいます。これも一つの独立支援だと思っています。ここでは、本制度を利用して独立した、人気店「osteria ITO」のオーナーシェフ 伊藤雄士さんのインタビューを掲載します。

伊藤雄士
独立までの流れ 独立までの流れ

インタビュー

─── 独立しようと思ったきっかけは?
料理人であるならば、必ず一度は”独立して、自分の店を持ちたい!”と思うのではないでしょうか?
それは、自分の夢です。
その”夢”を持ち続け、自分を信じて日々のステップをクリアしていくことが必要だと思います。
このサイトの記事をお読みになっているあなたも、その夢を持っている方ではないですか?
只、夢の実現は簡単なものでは無く、自分の技術や資金面のこと、物件など 諸々のタイミングが必要です。
私は、ドリームエリアさんから独立のお話を頂き、今がそのタイミングだと思い、この制度を利用させて頂き独立致しました。
─── 制度についてどう思われますか?
お店を運営、経営した経験のない方達にとっては非常に有効な制度だと思います。
ゼロからの自己資金での経営と言うのは、非常に勇気のいることです。
その不安材料を少しでも減らせるというのは、経営の経験の無い方にとってはとても良い制度です。
そして、残念ながら、一度独立して失敗し再起をお考えの方にとってもリスクの少ない制度だと思います。
前回の失敗、経験を踏まえてもう一度チャレンジしたいと考えても、資金面やその他諸事情等でそこまでリスクを犯せないと思っている方にも、この制度を利用するのはチャンスなのではないでしょうか。
─── 制度を利用して如何でしたか?
私も、お店の経営には経験が無く、知らないこと 解らないことばかりでしたが、この制度を利用することで経営者(オーナーシェフ)としての良い準備期間が出来たと思います。
私の場合は、約1年の準備期間を経て独立となりましたが、その1年の間に出店した土地の人の流れやどのような料理が好まれるのか、価格帯・同業種での他店との比較などのリサーチが出来、出店前とのギャップを埋めることが出来ました。そして、何より、既に1年間の営業で少なからず固定客がついていたことも安心して独立に踏み切れる要因の1つです。
─── お店をオープンして4年半。オーナーとして苦労したことを教えてください。
お店を出店し4年半、独立後3年以上が経ちましたが、経営についてはまだまだ素人でしたので、諸々苦労致しました。
細かいことは、数限りなくありますが、お店を運営するに当たって、一番の苦労は、”お店を続ける”と言うこと。
売上の良い日もあれば、悪い日もあります。喜んでくれるお客様もいれば、怒って帰ってしまうお客様もいます。
色々な日々の状況の中で、経営者として一喜一憂せずに いかに自分(お店)のロジックとコンセプトをお客様に理解してもらい、ファンとなり、リピートにつなげ、固定客になって頂くか。その日々の小さなことの積み重ねが、お店を続ける大変さだと思います。
その作業は、自分が現場にいる限り、これからもずっと続けていかなければなりません。
─── これから独立を考えている方へ一言。
独立し自分の店を持ちたいと夢を抱くことは素晴らしいことだと思います。
自分の料理がお客様の笑顔や幸せに変わってゆく瞬間を見ているのは、この仕事を続けてきた醍醐味です。
只、夢を夢で終わらせない為にも、目標が必要です。
今、現在の自分を客観的に見て、今後、独立する目標に向かって、何が必要か、何が足りないのかを見つけていかなければいけません。
そして、”自分は〇年後に独立する”という目標に向かって、足りない部分・もっと伸ばしたい部分を埋めていって下さい。
その日々の目標達成は、夢を現実に変えてくれることと思います。
そして、私にもまだまだ夢はあります。
その夢の実現のために、日々楽しみながらお店を続けていこうと思います。

オステリア イトウ

オステリア イトウ

東京都渋谷区西原3-23-9 オリオンビル 1F

TEL:03-3467-6472 FAX:03-3467-6541

LUNCH:11:30~15:00(14:30 LO)

DINNER:18:00~23:00(22:00 LO)

オステリア イトウ 外観